勝負はその日では決まらない!
スポーツを頑張る子ども達は、試合で勝つために、自分達の目標を達成するために、日々の辛い練習にも努力を惜しんで頑張っています。
もちろん、何度やっても練習の成果が試合で発揮できなければ、心が折れてしまう事もあるでしょうし、自分には無理かもしれないと否定的な思考になってしまうことあるでしょう。
スポーツをする子ども達が、十分な実力を発揮できるように、自分の脳や心をコントロールする事ができれば、それは大きな「強み」や「自信」へつながることは、説明するまでもないでしょう。
しかし、それは気合だけでどうにかなるような単純なものではありません。
今回は、子ども達のメンタルを安定させてくれる「試合前に行う6つのイメージトレーニング術」の方法ついてお伝えしたいと思います。
脳の特性を利用する
人の脳は「現実」と「イメージ」を区別したり、認識することができないと考えられています。
つまり、イメージトレーニングを行った回数だけ、実際に体験したものだと脳は認識してくれます。実際のプレーでは何度も失敗してしまうようなことでも、頭の中で何度もイメージすることによって、脳に焼き付けることができ、経験値が上がるというわけです。
プロのスポーツ選手がイメージトレーニングの時間を大切にする理由は、そんな脳の特性にありました。
思考をポジティブなものにする
野球をする少年達
人は「失敗してはいけない!」と考えれば考えるほど萎縮して失敗してしまうもの。私たちは当たり前のように日々行動していますが、人は誰でも行動を起こす前に「思考」がないと動くことができません。
そして、その思考は常にポジティブであることが試合での成功率を高めてくれます。
たとえば「失敗してはいけない」と考えると脳に伝達されるのは「失敗している自分の姿」で、「成功させるんだ」と考えると脳に伝達されるのは「成功している自分の姿」なのです。
つまり「失敗してはいけない」ではなく「成功させるんだ」と試合に挑むことが勝利をたぐり寄せる「カギ」になってくれるということです。
良いイメージは良い結果を
選手である子ども達は「良い試合の流れを作りたい!」という思いがあっても、相手チームに試合の流れを持っていかれてしまえば、思うような動きができず、そのまま試合終了・・・なんてケースもあると思います。
子ども達もコーチも、そんな心の折れるような試合はできればしたくないし、応援している親としてもできれば見たくありません。
ここで大切なことは、悪いイメージは悪い結果を引き起こしやすくし、良いイメージは良い結果へとつながっていくということで、試合前には、試合での良いイメージを頭の中で何度も繰り返し、徹底的に焼き付けておくことが大切です。
本田圭祐のイメージトレーニング
試合前は、いいときのプレーを思い浮かべる。
そして、自分がこうしたいというイメージをつくる。まあ、誰しも普通にやっていることだと思います。
ただ、それを偶然やっている選手と、意図してやっている選手とでは、のちに大きな開きになってくるぞ、ということなんです。
参照元:https://systemincome.com/49738
試合の流れをイメージする
では実際にイメージトレーニングを行ってみましょう。
実際に試合会場に入ってから、試合が終わるまでの流れをイメージしてみます。
ステップ1.試合会場のイメージ
さぁ、試合会場につきました。
行き慣れている会場であれば、イメージの中に見える景色をできるだけ細かく頭の中で描きましょう。試合会場にはたくさんの選手と保護者、指導者がいます。
通りすがる人には大きな声で「おはようございます!」と挨拶をしましょう。
ステップ2.試合前のイメージ
試合の準備をし、ウォーミングアップが終わればユニフォームに着替え試合開始の時間です。
目をつぶって試合会場であるコートをイメージしましょう。
ステップ3.試合開始時のイメージ
さぁ!整列・挨拶して試合開始です。挑む相手は強豪チーム。
しかし、イメージの中で行われる試合は、自分の望むような試合展開を進めることができます。
ステップ4.試合の流れのイメージ
自分のイメージの中ではどんな試合が流れているでしょうか?
例え相手がどんなに強くても焦る必要は全くありません。
相手ボールになっても、ディフェンスを頑張り、パスカットをし、良い流れをイメージしましょう。試合の流れは自分のイメージひとつで変えられます。
ステップ5.挑戦へのイメージ
今まで自分が身につけてきた技術を思う存分発揮するのです。失敗を怖がっていては、挑戦すらできないまま試合が終わってしまいます。
自分の実力はこの程度だと決めつけずに自分の可能性をどんどん広げる試合をイメージしましょう。
ステップ6.何度もイメージして徹底的に頭に焼き付ける
実際の試合で頭に焼き付けた良いイメージを持ち続けることができれば、必ずそのイメージが自分の味方となってくれるはずです。
はじめはイメージをすることに苦戦を感じるかもしれませんが、実際にイメージをして結果を実感できれば上手に活用できるようになるでしょう。
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